【アムステルダム】廃棄食材を使ったサスティナブルなレストラン「INSTOCK-インストック-」




かおり
フリーライター6年目、国内外でノマドワーカーとして生きている小林香織です

 

2019年7月に初めてオランダ・アムステルダムを旅して、すっかり虜になってしまいました♡ 洗練されたデザインに絵画のような水辺の街並み、穏やかで心地よい空気感。食事も好みでした。

今回ご紹介するのは、廃棄食材を有効活用したエコなレストランとして現地で話題になっている「INSTOCK」(インストック)。現地在住の方におすすめされて行ってみたところ、とっても美味しくて、満足度が高いレストランだったので、ぜひお試しください。

コンセプトは「廃棄食材」の有効的な再利用

「INSTOCK」が話題を集めている一番の理由は、捨てられるはずだった廃棄食材を寄せ集めて「再利用」していること。

元々、スーパーマーケットで働いていた若手従業員3名が、スーパーで出る食品廃棄物があまりに多い事実を目の当たりにしたことから、フードロス問題を解決しようと立ち上がったのが始まりだったのだとか。

5年以上前に3名で始まったこのプロジェクトは、時を経て立派なレストランとなり、現在も市民をはじめ観光客にまでその人気が広がっているようです。

「過剰在庫」「形が悪い」「賞味期限が近い」食材を集めて、シェフが毎日、食材に合ったメニューを考え提供しているそう。



ヨーロッパらしい可愛さがつまった店内

「美味しくて雰囲気がいいところだよ」
そう言われて来てみたら、予想以上でした!

ミントグリーンとイエローのバランスが最高に可愛くて、店内に入った瞬間、写真を撮りまくる(笑)こんなインテリアのおうちに住みたいぐらい。

オランダって内装のセンスもいいんですよね。派手すぎず、地味すぎず、適度にポップ。黄色のライトがめっちゃかわいくないですか? 最高に好みで、ときめきました!

一品一品、手が込んだお料理に感激

モーニングタイムはグラノーラのみですが、ビールを使っためずらしいグラノーラなのだとか。

私はランチタイムに訪れたので、いくつかメニューがありました。

私がオーダーしたのは、いくつかの揚げ物に野菜にパン、チーズ、卵、ワッフルがセットになったもの。価格は1,500〜2,000円ほどだったと記憶しています。アムステルダムの物価としては、適度なのかなと思います。

一つ一つが丁寧に作られていて、やさしい味付け。決して濃い味付けではないのに、ちゃんとおいしさを感じる味。なんて表現したら良いのか適切な言葉が見つからないのですが(ライターなのにw)、調和が取れた味でした。

ボリュームは少なめなので男性は物足りないかもしれませんが、旅行中はいろいろとつまみ食いしながら歩くので、腹八分目と考えればちょうど良いかも?

ただ、いくつもお料理の種類があって食べていて楽しいせいか、不思議と満足感の高いお料理でした。

オリジナルのビールやグラノーラ、書籍も買える

入り口付近では、レストランオリジナルのビールとグラノーラ(ビールを作るときの副産物が原料だそう)、オリジナルグッズ、書籍が販売されています。

ビールはデザインも可愛いので、お土産にしても喜ばれそうですね。

「INSTOCK-インストック-」の詳細/地図

Instock(インストック)
住所: Czaar Peterstraat 21, 1018 NW Amsterdam
営業時間: 月〜金曜:8:30〜23:00/土・日曜:11:00〜23:00
Wi-Fi: あり
電源: なし
HP:https://www.instock.nl/
Instagram:https://www.instagram.com/instock_nl/




ABOUTこの記事をかいた人

【フリーライター/北欧イノベーション研究家】1981年、埼玉県生まれ。「自由なライフスタイル」に憧れて、2016年にOLからフリーライターへ。【イノベーション、キャリア、海外文化】などの記事を執筆。2020年に拠点を北欧に移し、デンマークに6ヵ月、フィンランド・ヘルシンキに約1年長期滞在。現地スタートアップやカンファレンスを多数取材しました。2022年3月より東京拠点に戻しつつ、北欧イノベーションの研究を継続しています。