【フィリピン・セブ島】危険がいっぱい?夜の「コロンストリート」を散策してみた!




かおり
2017年10月〜6週間、セブ島に語学留学していた「恋する旅ライターかおり」です

 

留学中にフィリピン人の先生から「セブ島で一番安いよ」と教えてもらい、気になったコロンストリート。ググってみると、出てくるのは「セブ島でもっとも危険」「夜は行っちゃダメ」というハラハラする情報……。

でも、旅ライターとしては好奇心を掻き立てられる! ということで、現地在住の日本人の知人に連れて行ってもらいました。コロンストリートの見どころや実際に訪れて感じた危険度をレポートします!

コロンストリートの場所

コロンストリートとは、セブ島のなかでもとくに庶民的なショップやレストランが集まったストリートです。

すぐ近くには、フィリピンでもっとも古い要塞である「サン・ペドロ要塞」やフィリピン最古の教会「サント・ニーニョ教会」などの観光名所があります。

場所は、以下の地図をご参照ください。

コロンストリートの行き方

一番簡単な行き方は、タクシーだと思います。セブ島最大のショッピングモールである「アヤラモール」からは、車で15〜20分ほどで到着します。レストランやカフェなどが集まる「ITパーク」からだと、35〜40分ぐらい。

フィリピンはタクシーの基本料金が激安なので、私は留学中ずっとタクシーで移動していました。(30分乗って250円ぐらい)

英語が苦手だったら、地図上で行きたい場所を指指すだけでOKです。コロンストリートは有名なので、地元のタクシードライバーなら確実にわかるはずです。

カラフルな車体が目印のジプニー

タクシーよりも安く済ませたい場合は、庶民の足・ジプニーが便利。「Carbon」と車体に書かれた「カルボンマーケット」行きのものに乗ることになります。※乗車するときはスリなどに十分注意してくださいね!

カルボンマーケットの地図はこちらです。

激安の聖地!コロンストリートの見どころ

コロンストリートに到着すると、地元の若者を中心に大にぎわい! 平日の19時頃だったのですが、人をよけながら歩く感じでした。

狭い道の両脇に露店が並ぶ「ザ・コロンストリート」の様子を、ぜひ動画でご覧ください。

最後のほうに映っていたかと思いますが、スマートフォンがたくさん売られています。これは、ほとんどが盗まれたものだそう。ひっどいですね。

盗難品が堂々と売られているのは、どうにか取り締まってほしいものです。

通り沿いには、ドンキみたいな激安ストアも発見。

ものすごい数のTシャツが並んでいます。65ペソは、大体150円ぐらい。

普通に着られるデザインだと思います。留学中だったら、みんなゆるい服装で過ごすので、このTシャツで十分。激安の下着やヘアゴムなんかもたーくさん売ってました。

ちなみに私は、ここでハロウィンイベントで着る衣装を買いました。この、めっちゃ安っぽいやつ(笑)300円ぐらいだったかな。

こちらの帽子は10ペソ。20円ぐらい(笑)。モノによってはちょっとダメージがあったりもしますが、それでも20円なら全然許せるレベル。現地でちょっとした日よけに使う分にはアリかも?

露店では、靴も山ほど売られていました。

サンダルに運動靴にパンプスに、何でもそろいます。

ナイキやアディダスもあります……が、全部偽物!!(笑)値段を撮るのを忘れてしまいましたが、500円ぐらいだったような……。とにかくナイキが買えるような値段ではなかったことは確か。

ジャージやブランドバッグもありますが、偽物のオンパレードです。

周辺のレストランでは1食100円のメニューも

お腹が空いたので、知人オススメの美味しいレストランに連れて行ってもらいました。

地元の人たちがギッシリ! この盛況ぶりを見ると人気店のようです。知人はこの辺りに住んでいて、頻繁に行っているみたいで店員さんとも顔見知りでした。壁の上にヤモリはいますが、不潔な感じではなかったです。

いただいたのは「Sisigsilog」51ペソ(約120円)。安っ!! フィリピンで有名なシシグという料理とご飯・目玉焼きがセットになった一品。

濃厚な味付けでご飯が進む。これは日本人の口にも合って美味しいです。ただ、これ一品だと物足りないかもしれません。

知人がセレクトして頼んでくれたヌードル。メニュー名を聞くのを忘れてしまいましたが、たぶん50円ぐらい。ちょっと酸味があって、これも美味しい! 野菜とかお肉とか具が入っていれば、もっといいのになぁ。

こちらがメニュー表。けっこうメニューが豊富でドリンクもありますよ。

肝心の場所なのですが、靴などが売っている露店から歩いて数分だったものの、くわしい住所がわからず……。

申し訳ないのですが、もし気になった方がいましたら、周辺にいるフィリピン人やタクシー運転手にこちらの看板写真を見せて、聞いてみていただければと思います。

コロンストリートに行く際に注意してほしいこと

今回、私は「現地に慣れている知人と一緒だったこと」「夜でも19時と早めの時間だったこと」から、スリなどの危険な目にはまったく遭いませんでした。

ですが、時間帯が深夜になってくると、とても1人では歩けないほど危険な場所になり、携帯や財布など金目の物をすべて盗まれることもあると聞きます。ですので、コロンストリートに行く際は、以下のような注意を払うと良いかと思います。

◉最低限の現金しか持ち歩かない
なんでも激安なので、最低限の現金だけ持っていけば十分! 盗まれるものを持って行かないのが、危険な目に遭わないためには重要です。

◉バッグはチャック付きのものにする
チャック付きのバッグを持ち、しっかりとチャックを閉めましょう!

◉バッグは身体の前で持つ(ショルダーがベスト)
リュックの場合は前に背負う、ショルダーバッグも前にして、自分の目が届く位置で持つのがオススメです。ハンドバッグはリスクが高いかもしれません。

◉道で携帯は出さない
私は堂々とスマホを出して動画まで撮ってしまいましたが(汗)、後ろで慣れている知人が見ていてくれたから、たぶん大丈夫だったんだと思います。通常は携帯を取り出すと、余計に狙われやすくなってしまうようです。

◉1人では行かない
女性はもちろん、男性の方も1人で行くのは極力避けたほうが良さそうです。フィリピンに住んでいる知人(男性)は、「いつも1人で行ってるけど大丈夫だよ〜」と言っていましたが、初めて行く場合は2人以上がいい気がします。

◉夜を避けて日中に訪れる
どの情報を見ても「夜は行っちゃダメ」と書いています。(そもそもコロンストリートに行かないほうがいいという意見も多い)ですので、コロンストリートは明るいうちに。これが安全の鉄則みたいです。

◉目立つ格好を避ける
私たちは日本人というだけで目立つし狙われやすいので、そのうえ目立つ格好をするのは、余計にリスキー。なるべく地元民のようなラフな格好で、宝石類や高価なものは身に付けないのが無難です。

コロンストリートでの激安ショッピングは魅力的ではあるものの、常に”危険と隣り合わせ”であることは間違いないようです。私は「危ない」とは感じませんでしたが、それは慣れている知人が一緒だったからであって、これだけ多くの人が口をそろえて「危ない」と言うのだから、安全ではないのだと思います。

コロンストリートを訪れる際は十分に注意して、ショッピングや食事を楽しんでくださいね〜!!




ABOUTこの記事をかいた人

【フリーライター/北欧イノベーション研究家】1981年、埼玉県生まれ。「自由なライフスタイル」に憧れて、2016年にOLからフリーライターへ。【イノベーション、キャリア、海外文化】などの記事を執筆。2020年に拠点を北欧に移し、デンマークに6ヵ月、フィンランド・ヘルシンキに約1年長期滞在。現地スタートアップやカンファレンスを多数取材しました。2022年3月より東京拠点に戻しつつ、北欧イノベーションの研究を継続しています。