Feeling(フィーリング)、Timing(タイミング)、Happening(ハプニング)。恋のはじまりには、この3つの「ing」が重要だと言われます。
今回は、そんな3つの「ing」が生まれやすい恋愛イベント「ディズニー恋活」をご紹介!
先日、ディズニー好きの男女が集まってディズニーランドを回る恋活イベントに1日密着してきました。主催は社会人サークル「istコミュニティ」。この日は、なんと過去最高の110人が参加する大規模イベントに!
「夢の世界」を舞台に男女がどのように出会い、どんなドラマが生まれたのか。意中の相手との距離を縮めるためには、何が必要なのか。「恋する旅ライター」を名乗る私が全力でお届けしたいと思います♡
ディズニー恋活って、どんなイベントなの?

まずは、ディズニー恋活の概要を簡単にご説明します。
※この条件はイベントごとに変動します。
※年齢の枠はイベントごとに変わり、30代中心の日もあれば、25~35歳などもあります。
女性:1,100円~3,500円
※パスポート代(定価7,400円)は別途
※年間パスポートを持っている人は持参
8:30〜9:00 グループ分け
9:00〜13:30 恋活<午前の部>
13:30〜14:00 集合・グループ変え
14:00〜17:45 恋活<午後の部>
17:45〜18:00 集合・締めの挨拶
18:00〜 フリータイム

早朝から夕方まで(フリータイムも含めれば夜まで)の長時間にわたる、このイベント。ちょっと体力は使いますが、触れ合う時間が長い分、密度が濃いコミュニケーションができるので、恋愛に発展しやすいことが伺えます。
実際のところ、私が密着したグループは、相当いい感じに盛り上がっていました! では、これより当日の密着レポのはじまりはじまり〜!
【集合】期待と不安を秘めて集まった110人の男女

11月3日。冬の気配を思わせるようなピリッとした冷たい空気のなか、私はスタッフとともに7:30に舞浜駅に集合し、110人の男女を待機していました。
1人、また1人と受付に人が集まり始めます。みな、やや緊張した面持ちです。
「どんな人が来るんだろう」「うまくコミュニケーションが取れなかったら、どうしよう」「楽しめるかな」など、当日までにいくつもの不安がよぎったことでしょう。
でも、安心してください。その不安はみんな一緒。ほぼ100%の人が異性との出会いを求めて1人で参加しているんです。
何度か参加しているリピーターも多いのだとか。リピーターが多いのは、このディズニー恋活になんらかの「可能性」を感じているからこそ。これから起こるかもしれないドラマに、なんだか私もワクワクします。

気づくと、受付の後ろには長蛇の列が……! この待機中に隣に並んだ人と仲良くなっている人もいましたが、同性とのコミュニケーションが中心で、ここではまだ異性間の交流はあまり発生していませんでした。
他の人と差を付けるには、このタイミングを生かして、近くにいる異性に話しかけてみるのもアリかもしれません。
【グループ分け】自己紹介にストーリーがあると、なお良し

全員が集まったら場所を移して、さっそくチーム分け。主催者の川畑さんの威勢のいい挨拶に、参加者の緊張がほぐれていく様子が伝わります。
チーム分けは、男女に別れてA〜Rまでのアルファベットが書かれたカードを引くというシンプルなやり方。絶叫マシーンに乗りたくない人は配慮してもらえるので、ご安心ください。
ディズニー恋活の「肝」といえるのが、このチーム分け。参加者のなかに「ちょっといいな」と思う人がいたとしても、同じチームになれなければ話すチャンスさえもないという残酷な一面があります(ただし、フリータイムがありますので気を落とさずに!)
話したい相手がいたら、ひたすら祈りましょう!! 祈りが通じるかもしれないし、もっと素敵な人と同じチームになれる可能性もありえます。ここではとにかく自分の運を信じる気持ちが大事です。

グループ分けが済んだら、自己紹介をして午前中の作戦会議へ。自己紹介では、【名前、年齢、住まい、職業、好きなアトラクション】を話している人が多い印象でした。
付け加えるとすれば、人間性を伝え親しみを持ってもらうためのストーリーも織り交ぜられるといいかもしれません。たとえば「なぜディズニーランドが好きなのか」や「恋人とディズニーに来たら楽しみたいこと」など。きっと、相手の印象に残りやすくなるはず。

作戦会議では、各チームともワイワイ盛り上がっていました。「ディズニーが好き」という共通点は、仲良くなるうえで最高の武器になってくれますよね。
ひとつ注意したいのは、このチームは13:30までの時間制限があるので、午後の時間に乗るファストパスが取れないこと。午前中のうちにランチまで済ませておける余裕をもった行程を組みましょう。
そういったことを踏まえて、みんなの希望を踏まえた提案ができる男性はもしかするとモテるのかもしれませんね♡ もちろん女性がリードするのも大いにアリ!
【午前の部】いざパークへ! いきなり距離が縮まる6名

作戦会議を終えたらパーク内へ移動。一歩、足を踏み入れた瞬間、一気にテンションを引き上げてくれる明るいBGMが鳴り響きます。
パークに入った瞬間にボルテージが急上昇する。これぞ、ディズニーマジック。
11月3日は、ちょうどハロウィンイベントが終わり、クリスマスイベントが始まる前の期間なのですが、園内には大きなツリーが飾られていたり、クリスマスを思わせるロマンチックな雰囲気。

筆者は「Eグループ」に1日密着し、彼らの同行を観察させていただきました。爽やかさバツグンの男性3名とノリの良いオシャレな女性3名の6人グループです。
最初からテンポよく会話を交わす6名。はたから見たら、今日初めて会った人たちの集まりには、とても見えない。
「いきなり、こんなに仲良くなれるもの?」と不思議に思ったものの、おそらく以下3つの理由が好循環を作ってくれているのではないかと考えられます。
2、全員がディズニー好き
3、パーク内にいるだけでテンションが上がるディズニーマジック
それ以外に、もともとの人としての相性の良さもあったのかもしれませんが、とにかく一気に6名の距離が縮まったことに驚きました。

Eグループは、まずホーンテッドマンションのファストパスを取りに。どうやら、長身でスラッとしたKくん(仮名・写真左)がみんなを先導している様子。
「Kくん、めっちゃデキる男子やん」と、うっかり私が惚れそうになりました(笑)。
ディズニーが好きなのはみんな一緒ですが、情報量や好きの度合いは人それぞれ。そんななかで、でしゃばりすぎないように配慮しながら、リーダーシップを取れる男性はモテる気がしました。
無事にファストパスを取った6名は、「ミッキーのフィルハーマジック」に向かいます。こちらは、3Dを利用したシアタータイプのアトラクション。ミッキーやドナルドなど、人気キャラが多数登場し、飽きるヒマなく楽しませてくれます。

ここで登場したのは、青とピンクのカード。これが何かというと、乗り物に乗るペアを決めるためのツールです。せっかく恋をするために来ているので、「異性が隣同士で乗れるように」と、ディズニー恋活で採用されているルールなんです。
Eグループはここでカードを使って、男女が隣同士に座れるように配置。なんだかうらやましくなるほど、この6人イイ感じなんですけど。

みんなで仲良く写真撮影の一コマ
フィルハーマジックを堪能し、和やかなムードのままホーンテッドマンションへ。30分ほどして出てきた彼らは、輪をかけて仲良しになっていました。
この時点で、時刻は11時過ぎ。リーダー的存在のKくんが「早めにお昼にしようか」と声をかけ、レストラン決めに。やっぱ、Kくんやるなぁぁぁ。
早朝に集合し、ずっと立ちっぱなしなので、そろそろ疲れが出てくる頃。早いタイミングでの休憩は良いチョイスなのではと思いました。
ランチタイムにおじゃましては悪いので、ここで取材班は撤退。のちほど聞いたところ、みんなで仲良くハンバーガーを食べたそうです♡
【集合】名残惜しさとワクワクが同居するチーム変え

13:30に一度、当日指定の集合場所に集まり、チーム変え。午前中を一緒に楽しんだメンバーにお礼を伝え、再びチーム変えのためのくじ引きを行います。
今回は110人と参加者多数だったので、男女ともにくじを引きメンバー全員が入れ替わりましたが、もう少し参加者が少ない場合は、女性のみカードを引き、男性陣3名は入れ替わりなし、なのだそう。

Eグループはあれほど仲が良かったので、もしかするとメンバーは離れがたかったかもしれないなと思いましたが、実は他のグループでも「午前中のグループのまま回りたい」という声が出ていたとか。あの初対面とは思えぬ仲良し具合は、他のグループにも健在していたようです。
もちろん、18グループもあればすべてのグループがうまくいくとは限りません。午前の部を終えて戻ってきたグループのなかには、同性同士だけで話していたり、ちょっとポツンとしている人も見受けられました。
でも、ここでめげてはダメです! 次のグループ変えで、「気になるあの人」と一緒になれる可能性だって大いにあるのだから!

グループ変えを終えたメンバーは、再び自己紹介、そして作戦会議へ。午後の部は17:45まで。実はここでも、ちょっとしたコツがあります。
「メンバーが午前中に乗った乗り物と、カブらないように作戦を立てること」
ちょっと大変にも思えますが、もし自分が乗ったものとカブってしまったとしても、おおらかな心で受け入れると良さそうです。ただ、はたから見ている限りでは、もめたり悩んだりしている様子は見受けられませんでした。
【午後の部】フレッシュな気持ちでパークに戻る参加者たち

午後は特定のグループには密着せず、パーク内の写真撮影など別行動をしていたのですが、みなそれぞれのペースでアトラクションやショーを楽しんでいたようです。
15時に行われたショーを鑑賞していたグループもいたかもしれません。私も早めに席を陣取り最前列でエキサイティングなショーを堪能。一気にその世界観に引き込まれてしまいました。さすがエンタメ界の王様・ディズニー!

午後は少しずつ疲れが出てきている頃なので、午前中よりもペースをゆるめて回ったグループもあったようです。
初対面同士なので、ゆっくりとお茶をしたり、ゆるやかな乗り物に乗ったりして、おしゃべりタイムにあてても良いかもしれないですね。
【集合】1日を終えた参加者たちの様子は……?

17時45分。参加者たちが続々と集合場所に戻ってきました。みな、充実感のある表情をしていて、雑談をしながら笑顔で戻ってきた人が大半でした。
全員が集まるまでの待ち時間ではLINE交換をしたり、午前中のグループの人とおしゃべりしたり、和気あいあいとした雰囲気。

全員が集合したら、最後にistコミュニティの川畑さん&村上さんが締めの挨拶に加えて、「恋愛のアドバイス」を伝授。実は川畑さんは「仲人婚活エキスパート資格」を持っているのだとか。
これは結婚相談所を開設できるスキルを身につけた人に与えられる資格で、恋愛のカウンセリングのノウハウも持ち合わせているそう。そんな川畑さんからのアドバイスが、こちら。
もし、気になる相手にLINEで『飲みに行きましょう』と送って、既読・未読スルーの場合は、『今、忙しい?』とか連続でメッセージを送らないように。それは”脈なし”のサインなので、いさぎよくあきらめて次にいきましょう。そして、お誘いのLINEを受け取った側の人は、相手に気持ちがない場合は返事をせずにスルーのままで。それが恋愛のルールです。
返事がこないのは相手が忙しいだけかも? と思いたい気持ちはイタイほどわかりますが、それは「キョウミナイ」の合図だと受け取らなければいけない。切ないですが、それが現実ですよね。

さらに、istコミュニティの活動範囲にも、話が及びます。実はこの日は、恋活のほかにもう一つ、同時進行でist主催のイベントが行われていました。それは「児童養護施設の子どもたちをディズニーランドに連れて行く」という企画。
istコミュニティでは、年間を通じてお金が余ったときには、こういった活動にあてているのだそう。実はそのイベントにも密着していますので、興味がある方は以下の記事ものぞいてみてください。
【フリータイム】カップルで園内に戻っていく人も発見♡

締めの挨拶のあとは、お待ちかねのフリータイム。仲良しグループで戻るのも、気になった相手や同じグループになれなかった人を誘うのも自由。ここがいちばん勇気を出すべきところです。
「終了!」の言葉のあと、どうするのだろうと見ていたら、引き続き連絡先を交換し合ったり、参加者同士で相談したり、その場にしばらくとどまる人が大半。

とっても爽やかで笑顔がキュートなとある男子は、なんと5人の女性に囲まれて全員と連絡先を交換していました。さすが! やりますね〜!
気になる人がいるのなら、どさくさに紛れてでも連絡先だけは交換しておきましょう。とりあえずLINEさえつながれば、恋に発展させるチャンスが生まれますからね!
そのうち、午前・午後のグループや友達になった人同士で園内に戻る人たちの動きが。男女2人だけで戻っている人は、110人中2〜3組だったでしょうか。とっても仲が良さそうで、普通にカップルのように見えました。
いつもは8割ほどの人が再び園内に戻るのだとか。参加者たちの勇気の一歩を見届けて、私も帰路につきました。パークに戻った参加者たちは、どんな夜の時間を過ごしたのでしょうか。きっと、ときめきにあふれたロマンチックな時間だったんだろうなぁ♡
客観的に見たディズニー恋活のメリット・デメリット

1日、密着してみて、ディズニー恋活には、たくさんのメリットがあることがわかりました。4つピックアップしたので、よければ参考にしてみてくださいね。
1、ファンタジーな雰囲気が高揚感を高めてくれる
やっぱりディズニーランドの非日常感は、人をエモーショナルな気分にさせ、恋愛を進展させるために一役買ってくれるはず。この環境はメリットでしょう。
2、「ディズニー」という共通点で話題を進めやすい
人は共通点があると親近感が湧くし、おしゃべりもはずみますよね。実際、みなさんディズニーの話題で大いに盛り上がっていましたよ。
3、最初のコミュニケーションのハードルが低い
恋活イベントは、1対1で話すプロフィール重視のお見合い形式のものも多いと思いますが、ディズニー恋活は基本的にグループ行動なので、1対1よりもコミュニケーションのハードルが低く、徐々に仲を深めていける気がしました。
4、密度の濃い関係性を作りやすい
途中でチーム変えをはさむものの、早朝から夕方まで長時間にわたって一緒に過ごすので、その分、密度の濃い関係性が生まれやすいと思います。

一方、デメリットとしては以下の2点が浮かびました。
1、長時間なのでペース配分が大事
初対面の相手と長時間過ごすことに加え、パーク内を歩き回るので、ややペース配分が大事になってきます。とはいえ、ディズニー好きのみなさんなら、疲れもあまり感じないかも?
2、1人1人との密度が濃い分、たくさんの人とは出会えない
もちろん気になる人がいれば、フリータイムなどを使って話しかけることはできますが、ややハードルが高い気がしました。もし、一度にたくさんの人と出会いたいなら、ディズニーランドやシーでの恋活ではなく、飲み会タイプのイベントに参加すると良さそうです。
istコミュニティでは、パークでの恋活イベントのほかにも、お店で開催する飲み会タイプのイベントがあります。気になる方は、こちらをチェックしてみてください。
ディズニー恋活を制するための「3つの要素」とは?

ディズニー恋活で恋愛を進展させるには、3つほどの要素が必要だと感じました。あくまで私の独断と偏見ですが、これからディズニー恋活に参加予定の方や参加を検討している方にとって、わずかでも背中を押すキッカケになれたら、うれしいです。
1、ビジュアルにオシャレ要素を盛り込む
ディズニー婚活に密着してみて思ったのは、落ち着いたトーンの洋服を着ている人が多いなか、明るい色味の洋服を上手にコーディネートしたり、すぐに覚えてもらえるような小物を差し色でプラスしたり、オシャレを意識している人は目立つなということ。自分の個性をファッションで表現すると、第一印象がアップする気がしました。
2、前日までにディズニーの予備知識をインプットする
これはどちらかというと男性へのアドバイスですが、ディズニーに関する知識は、前日までにできるだけインプットしておくと◎。女性たちの希望を汲んで行程を決められる男性は頼りにされるし、男らしさが出ます。
それに、知識があれば当日の話題にも困らない。無理のない範囲でディズニーの予習をしておくと、当日の楽しさが倍増するかも!
3、躊躇せずに楽しみ、参加者と仲良くなる
最後は、シンプルに笑顔で楽しむこと。「楽しい」という気持ちは自然と伝染するものですし、思いっきりはしゃいでメンバーと心から笑い合えたら、きっと恋の女神も微笑むはず♡
長々と綴ってきましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました! 恋のトキメキを加速させてくれる場所「東京ディズニーランド」。そんな空間での恋活イベントは、想像以上に胸キュンの連続でした!
ディズニー恋活のイベント情報は、ここでチェックできる!

istコミュニティでは、ディズニーランドまたはディズニーシーでの恋活イベントや、ディズニー好きが集う交流会イベントを毎週開催しています。
これからの冬の季節は、園内がますますロマンチックな雰囲気になるうえに、クリスマスも近いので、より恋愛に発展しやすいかも?
くわしくは、公式サイトを要チェック!
ここで出会い、恋愛に発展した人も数知れず。2018年は、11組のカップルが誕生しているそう♡ istコミュニティのブログに詳細が書かれているので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。
【社会人サークルISTコミュニティ】 代表:川畑 嘉顕 電話番号:047-406-3269 お問い合わせ:meets@tokyo-ist.com ※HPからの問い合わせがスムーズです。