衣食住をカバー!独り暮らし・ノマド向け【サブスクリプションサービス】14選




かおり
フリーライター6年目、国内外でノマドワーカーとして生きている小林香織です

 

ここ数年で一気に広がった「サブスクリプション」サービス。自分のものとして所有するのではなく、必要なシーンに合わせて「使い放題」「借り放題」で使える利便性の良さが特徴で、ミニマムに生きる今っぽいサービスですよね。

今回は、私のように特定の家に定住せず国内外を転々とする人、必要以上に物を増やしたくない人におすすめのサブスクリプションサービスを14個ピックアップ。衣食住をはじめ、働く場所や仕事道具まで網羅しているので、ぜひ気になるジャンルをチェックしてみてください!

【家/ホテル】

国内外を転々と移動しながら働く「海外ノマドワーカー」や固定を家を持たない「アドレスホッパー」といったライフスタイルが浸透すると同時に生まれてきたのが、住まい(家/ホテル)のサブスクリプションサービス。代表的なものをご紹介します。

HafH(ハフ)

世界約100の地域に拠点があり(2019年10月現在)、誕生からどんどん拠点が増えている勢いのあるサービス。今や、アフリカのケニアやタンザニア、南米のペルーにも宿泊先があるのだとか。東南アジアの拠点も多いので、東南アジアを格安で回るバックパッカーの方にも最適! 早く自由に旅ができる時代が戻りますように(泣)

国内にもたくさん拠点がありますが、ほとんどはドミトリーなんですよね……。ポイントの活用で個室にグレードアップすることはできるそうなのですが、ポイントは購入できず個室マストの中は選択肢が狭まるかもしれません。「日中は出歩きたいので泊まれればOK!」という方にはベストかも。

料金プランは、1ヶ月の住み放題(82,000円)、月10日利用(32,000)、月5日(16,000円)2日(3,000円)の4タイプがあるので、毎月ちょっとした旅行をしたい人にも良さそうですね。

HafH

ADDress(アドレス)

月4万円〜の住み放題とコスパが良く、あまりの人気ぶりに新規申込みをしばらくストップしていたAddress。こちらはHafHと違って、国内拠点のみです(2019年10月現在)。

ドミトリーの他に個室がある家もあり、内装もオシャレではありますが、空き家をリフォームしている関係でアクセスがイマイチなのがネック。頻繁に出歩くのではなく、自宅でのんびりと仕事をしたい人や田舎でのんびりと暮らしや旅行を楽しみたい人向きかもしれません。

ADDress

OYO LIFE(オヨライフ)

敷金・礼金・仲介手数料なしで、光熱費もすべて込みで気軽に賃貸できるのが特徴のOYO LIFE。HafHやADDressとは価格帯が大きく異なり、10万円〜30万円ほどでアクセスが良い高価格帯の物件が多いです。住んでる層もアドレスホッパーやノマドというより、経営者や稼ぎの良いビジネスマンが多いような気がします。

やや資金力が求められますが、家具家電付きで最低限の荷物を持ち込むだけでプライベートが確保できる家に住めるのはメリットですよね。

【コワーキングスペース】

ノマドワーカーやフリーランスのみなさんにオススメしたいのが、コワーキングスペースを便利に活用できるサービスです。

OFFICE PASS(オフィスパス)

全国200箇所以上のコワーキングスペースが月15,258円で使い放題のサービス「OFFICE PASS」。フリーランスの友人から教えてもらったのですが、WEB上で現在空いているコワーキングスペースをチェックして現地に訪れるだけでOKなので、使い勝手も良さそうです。予約不要! 駅から近い場所が多いのも嬉しい。

Wi-Fi・電源のあるカフェより、確実にコンセントがあってWi-Fiがきちんとつながるコワーキングスペースのほうが仕事がはかどりますしね。「1日に1回、4時間まで」といったルールはあるものの、ノマドには重宝しそうです。

OFFICE PASS



【飲食】(ランチ・カフェ・惣菜・おやつ)

毎日、利用すればめちゃくちゃお得になりそうなのが飲食のサブスクリプションサービス。徐々に増えてきています。

always LUNCH(オールウェイズランチ)

※2023年4月7日追記
2020年4月8日より新型コロナウイルスの感染防止のためサービスを休止しているそうです。リンクも外しておきます。

福岡市・京都市エリアにお住まいの方に、ぜひお試しいただきたいサービスがこちら。月額4,980円でランチが食べ放題になるサブスクです。

正直、店舗数はまだまだ少ないのですが、自宅や職場の近くにあるなら一度使ってみる価値はありそう。もし、毎日利用したら1食166円(30日換算の場合)。安い!

福岡・京都以外の方は事前登録を受け付けています。早く東京にも進出してほしい〜!

▶always LUNCH

6curry(シックスカリー)

クラウドファンディングが話題をさらい、たちまち人気飲食店に仲間入りした「6curry」。会員限定コミュニティキッチンとして運営していて、お店でカレーを食べる場合は会員権が必要。価格は非公開です。

会員になるには、「会員の人に紹介してもらう」「SNS上で会員や6curryのメンバーと仲良くなる」「公開イベントに遊びに行く」の3パターンがあるとのこと。ちなみに、私はクラウドファンディングで昼会員権を購入したので、近々遊びに行ってみようと思っています!→実際、食べに行ってみたらカレーおいしかったです。場所はやや駅から遠く、ちょっと迷いました。

6curry

おかん

「おかん」と言えば、オフィスに健康的なお惣菜を届けてくれる企業というイメージがありましたが、個人宅への配送も行っていました。毎月、素材を活かして丁寧に作られたお惣菜を冷凍で届けてくれるのだとか。豚の角煮や肉じゃが、里芋の煮っころがし等、日本人好みのお惣菜ばかり。

料金プランは、10個/月:3,980円、20個/月:6,480円、30個/月:8,980円(税抜・送料無料)の3タイプ。保存期間は1ヶ月とのことなので、生活スタイルに合わせてうまく取り入れれば、食生活が豊かになりそうですね。料理が苦手な人や独り暮らしには超便利かも!

おかん

CAFE PASS(カフェパス)

※2021年4月更新。サービスが停止されたそうです。

コーヒー好き・カフェ好きな方に向けて、提携する複数のカフェを定額で楽しめるサービスです。毎月30杯(4,860円)と毎月3杯(900円)の2つの料金プランがありますが、30杯は新規受付停止中とのこと(2019年10月現在)。

今のところ、東京と愛知で使えるカフェがメイン。チェーン店ではなく個人経営や小規模のカフェが多く、お気に入りのコーヒーを探してみるのも楽しいかもしれません。今後、利用できるカフェが増えることに期待したいですね!

▶CAFE PASS

snaq.me (スナックミー)

健康的で自分好みにカスタマイズされた「おやつ」が届くサブスクリプションも。1BOX 1,980円(税込、送料無料)で、4週間または、2週間毎に届けてくれます。

ポイントは、自然の素材のみを使った”健康的なお菓子”であること。人工添加物、白砂糖、ショートニングは不使用で目に見える本物の食物にこだわっています。健康志向が高い方には嬉しいポイントですよね。

取り扱っているのは、焼菓子(クッキー、グラノーラ、ビスコッティなど)、ドライフルーツ、ナッツ、トレイルミックス、チップス、米菓、チョコ(秋冬限定)、豆菓子。毎月の小さな楽しみにもなりそう。

snaq.me

【ファッションアイテム】

数年前に誕生し、にわかに盛り上がっているファッションのサブスクリプション。飽きっぽい方、いろんなファッションを低価格で試してみたい方にピッタリです。

airCloset(エアークローゼット)

国内最大級の洋服レンタルサービスとして高い知名度を誇るのが、エアークローゼットです。ファッション業界で働くプロのスタイリストさんが、好みに合わせてコーディネートした3着を届けてくれます。

料金プランは、何度でも交換できる9,800円、月1でお届けしてくれる6,800円、大きめサイズ(5着)の12,800円の3つ(いずれも税抜の月額料金です)。自分で選ぶのではなく、プロの目線で似合う洋服を選んだもらえるので、新たなファッションとの出会いも期待できそうですね。

MECHAKARI(メチャカリ)

料金プランは5,800円のみで、3着が借り放題のシンプルなサービスがMECHAKARI。ただ、アイテム数で言うとエアークローゼットに劣ると思います。ただ、はじめの3ヶ月は月額39円(税別)で使えちゃいます!

MECHAKARI

Laxus(ラクサス)

憧れのブランドバッグが、月額6800円(税別)で無制限で借りられるサービスが誕生! なかなか買えない高級バッグを気軽にお試しできるのは嬉しいですよね。しかも飽きたらいつでも無料で別のバッグと交換できるので、コーディネートに合わせてさまざまなブランドを試してみてはいかがでしょうか?

Laxus

【カメラ・家電】

カメラも借り放題で使える時代! 高額で失敗したくないアイテムはレンタルでお試しする、または用途によってさまざまな種類のカメラを使い分けるというのは、今どきのライフスタイル、ワークスタイルにマッチしていると言えそうです。

GooPass

料金プランは、6,380円〜32,780円でプランによって借りられる種類が変わってきます。お好みのカメラやレンズをレンタルして思う存分試せるのが最大のメリット。ただ、人気のカメラは常にレンタル中で、なかなか借りられないことも。(私が狙っていたFUJIFILM X-T3のシルバーはずっとレンタル中…)

借りたいときに借りられないのはストレスですが、いろいろと試してみる感じなら良いかもですね。

GooPass

Rentio(レンティオ)

カメラ・家電・ガジェットが借り放題で使えるサービス。一眼レフやミラーレスカメラの他、ロボット掃除機、ブルーレイレコーダー、パソコンなど幅広く取り扱っています。

利用料金はアイテムによって変わり、数百円〜利用できます。例えば、ロボット掃除機の「ルンバ」は月額6,000円で借りられるそうです(最低利用期間3ヶ月)。購入前のお試しや期間限定の利用であれば、お得かもしれません。



波に乗っているサブスクリプションサービスは、まだまだジャンルが増えそうな予感。私のように移動が多いライフスタイルを送っている人には、荷物が増えないし処分の手間も省けますよね。ぜひ、気になったサービスを試してみてくださいね〜!




ABOUTこの記事をかいた人

【フリーライター/北欧イノベーション研究家】1981年、埼玉県生まれ。「自由なライフスタイル」に憧れて、2016年にOLからフリーライターへ。【イノベーション、キャリア、海外文化】などの記事を執筆。2020年に拠点を北欧に移し、デンマークに6ヵ月、フィンランド・ヘルシンキに約1年長期滞在。現地スタートアップやカンファレンスを多数取材しました。2022年3月より東京拠点に戻しつつ、北欧イノベーションの研究を継続しています。