先日、初めてヨーロッパで有名な格安航空「ライアンエアー」に乗りました。その結果、十分調べて行ったのに空港をまちがえ、35,000円を払ってチケットを買い直すハメになりました…。(元々のチケットは1万円弱だったのに)この失敗談については以下にまとめました。
この失敗談話はさておき、ライアンエアーに乗る際に必ず知っておいてほしい注意点があり、本記事では「ライアンエアーの乗り方の5つルール」をまとめました。これらを知らないと搭乗拒否されたり、高額のペナルティを取られてしまう危険性があります。ライアンエアーを利用する方は、ぜひご一読ください。
〜目次〜
【乗り方ルール1】オンラインチェックインをする
ライアンエアーに乗る際は、必ず事前に【オンラインチェックイン】をしてください。なぜなら、空港でチェックインをすると【55ユーロのペナルティ】が取られてしまうからです。
55ユーロと言ったら、およそ6,600円とかなり高額です!
格安航空券を買ったのに、高額なペナルティを取られてしまっては本末転倒。忘れずにオンラインチェックインを済ませてください。
オンラインチェックインができるタイミングは以下のとおりです。
・出発の60日前〜(有料の座席指定をする場合)
チェックイン自体は、ライアンエアーのサイトやアプリで簡単にできます。お手元に予約番号を用意して、チェックインを完了させてくださいね。
【乗り方ルール2】搭乗券を印刷する

一般的な航空会社ならオンラインチェックインだけ終わらせれば、あとはパスポートとバーコードで飛行機に乗れますよね。
ですが、ライアンエアーの場合、「搭乗券をプリントアウトしたもの」が要求されます。なぜかというと、印刷した搭乗券をカウンターに持っていき、ビザチェックの印鑑を押してもらう必要があるから。これについては次の見出しで、くわしくご説明します。
ライアンエアーのアプリによるチェックインなら印刷なしでOKとの情報もありますが、一部バーコードを読み込めない空港があるようなので、ちょっと危険。チェックインが終わったら、搭乗券を印刷する。ライアンエアーに乗る際は、印刷必須と覚えておくと安心でしょう。
【乗り方ルール3】空港カウンターでビザチェックをする

搭乗の当日、ライアンエアーのカウンターに着いたら、手荷物を預けると同時に「VISA CHECK(ビザチェック)」が行われます。
これはEU市民ではない乗客に対して必須とされている手続きで、印刷した搭乗券に印鑑を押してもらわなければなりません。
万一、目的地に着いてみて入国が拒否されたら、航空会社はその乗客を「航空会社の負担で」元の国に連れ戻さなければいけないため、このリスク回避として導入されているルールだそう。
ですので、預け荷物がない場合でも、カウンターに行ってパスポートと印刷した搭乗券を提出し、ビザチェックのスタンプを押してもらってください。もし忘れてしまうと、搭乗ゲートまで行って目の前に飛行機が見えているのに搭乗拒否される…という無念を味わうことになってしまいます。
【乗り方ルール4】預け荷物を追加するならオンラインで
ライアンエアーでは、「機内へ持ち込める40x20x25cmの小さな荷物」を除き、すべての荷物が有料です。私たち日本人がよく使うピーチやバニラエア等のLCCよりも手荷物規定が厳しいので、こちらも注意が必要です。
チケットを購入する際に「受託手荷物」が含まれるものもあるため、まずはチケットの種類を以下に記します。

【Standard】
40x20x25cm以内の小さな手荷物しか含まれず、受託手荷物は含まれない。
【Plus】
以下の3種類の荷物が含まれる。
・40x20x25cm以内の小さな手荷物
・55x40x20cmで重さが10㎏までの手荷物
・重さが20kg以内の受託手荷物
【Flexi Plus】
以下の2種類の荷物が含まれる。
・40x20x25cm以内の小さな手荷物
・55x40x20cmで重さが10㎏までの手荷物
【Family Plus】
以下の2種類の荷物が含まれる。
・55x40x20cmで重さが10㎏までの受託手荷物(1人につき1個)
・重さが20kgまでの受託手荷物(2個まで)
※公式HPには書かれていませんが、40x20x25cm以内の小さな手荷物は機内に持ち込めると思われます。念のため、各人でのご確認をお願いします。
さらにライアンエアーの荷物規定を記しておきます。記されている価格はオンラインで予約したときの料金ですので、ご注意ください。
▶無料で機内に持ち込める荷物
サイズが40x20x25cm以内の小さな荷物
▶追加料金6ユーロで機内に持ち込める荷物
サイズが55x40x20cmで重さが10㎏までの荷物
※ただし、チケットを購入する際に「Flexi Plus」、「Plus」、「Family Plu」を選んだ場合は、最初から含まれています。
▶追加料金25ユーロで預けられる荷物
重さが20㎏までの荷物
※ただし、チケットを購入する際に「Plus」を選んだ場合は、最初から含まれています。
もし、オンラインで予約せず、空港で手荷物や受託手荷物を追加した場合、以下の料金が加算されます。
(預けずに搭乗口まで持っていった場合、25ユーロの罰金)
・重さ20kgまでの受託手荷物⇒40ユーロ
できれば、チケットの予約時に受託手荷物の重さがどのくらいになるかを把握して、受託手荷物の追加料金も一緒に支払っておくことをオススメします。
【乗り方ルール5】出発の2時間以上前に空港へ行く

国際線の場合、出発時刻の2時間前までに行くのが目安と言われていますが、ライアンエアーの場合、さらに余裕を持って空港に到着することをオススメします。
なぜなら、空港カウンターでも、手荷物検査でも、出国検査でも、長蛇の列になることが予想されるからです。私がブリュッセルからダブリンの便でライアンエアーを使用した際(結果的に飛行機に間に合わず、未遂に終わりましたが…)は、出国検査が長蛇の列で、ここだけで30分ほど消耗した気がします。
とにかく早めに行くに越したことがありません。2時間より前に空港に着いていれば、基本的には大丈夫でしょう。
ライアンエアーは上手に利用すれば、バス料金ほどの金額でヨーロッパを周遊する旅も叶います。私も、近いうちにリベンジで【ライアンエアー格安ヨーロッパの旅】を実現したいと意気込んでいます!
ライアンエアーを利用するみなさんが、安全に充実した旅ができることを祈っています。