『旅をテーマに、これからの働き方、暮らし方を楽しく語る会』を開催しました!




かおり
旅と仕事を両立しながら生きているフリーライターの「恋する旅ライターかおり」です

 

さて、先日2月25日に川崎にあるおしゃれレンタルスペース・ロックヒルズガーデンにて、『旅』がテーマのトークイベントに登壇させていただきました!

松田然さん(写真右) Photo by : 吉田芽生

渡邉知さん Photo by : 吉田芽生

ご一緒したのは、この場所の生みの親である渡邉知さんと働き方実験家として旅を絡めたワークスタイルを実践する松田然さん。

おふたりのことは、私が過去にインタビューしたこちらの記事をご覧ください。

◉川崎で話題のBBQ施設「ロックヒルズガーデン」の生みの親・渡邉知 大企業を退職して見つけた“幸せな働き方”

◉24時間仕事人間から、好きなだけ旅をして月100万円以上稼ぐ働き方へ! 松田然流・理想のライフスタイルのつくり方

今回はこのイベントから抜粋した内容をお届けします。

・・・

と思ったのですが、音源がうまく録音できていなかったという痛恨のミス!! ライターとしてはあるまじきですね。本当にゴメンナサイ(´;ω;`)

なので一部記憶している内容と、これまで私が旅と仕事を両立するスタイルにトライして得られた、自分なりの「旅・働き方・暮らし方」についてお伝えしたいと思います。

私にとって『旅』とは?

何もなくて豊かな島・カオハガン島にて

私が本格的に旅をするようになったのは、およそ4年前。当時付き合っていた人が大の旅好きで、一緒に行かないと長期間会えなくなってしまうため、彼と一緒にいたい気持ちから海外に行くようになりました。

彼からは「なんで一緒に来るの? 1人で行きたいんだけど」とブツブツ言われたけど、「ゴハンは2人で食べたほうが美味しいし、世界遺産は2人で観たら2倍感動するじゃんっ!」とか言って説得して、半ば無理やり(笑)

ドイツのノイシュバンシュタイン城。シンデレラ城のモデルになったお城

NYのタイムズスクエア。ここがNYかぁぁぁと大興奮(笑)

言ってしまえば、優先順位は【彼:1番、旅:2番】だったわけですが、それでもドイツのノイシュバンシュタイン城は涙が出るほど美しかったし、初めてのニューヨークでは体中の血が沸騰するような興奮に包まれました。

世界にはこんな別世界のような場所があり、私とは常識が異なる人たちが大勢いる。そもそも私の価値観って本当にベストなのだろうか? もっと幸せを感じられる豊かな生き方があるんじゃないだろうか?

海外を訪れて知らない景色を見るたびに、異なる言語を話す人たちの生き方を知るたびに、違和感が生まれつつも、「もっと世界の人たちが幸せに生きられるには?」という可能性を模索する良い機会になっています。今では1人旅でも十分に楽しめるようになりました♡(成長したんだな〜笑)

リフレッシュしたくなったらプールに入れるバリ島のホテルは最高だった

あとは単純にリラックスとか、非日常に浸るとか、そんなご褒美的な意味合いもあります。プール付きのちょっとリッチなホテルに泊まってみたり、日本では着れないような派手なワンピースを着てみたりね♪

大切な人と一緒に行くときは、思い出づくりが第一優先。ナチュラルな雰囲気の写真をたくさん残したり、普段はしないような深い話をしたり、死んでも忘れたくないようなベストメモリーを残します。いつか旅先でプロカメラマンに撮影してほしいなぁ。

・・・って、こんな話イベントでは一切してませんが(笑)。

旅したい場所はどうやって見つける?

イベントの様子 Photo by : 吉田芽生

みなさんは旅する場所をどうやって決めますか? イベント中、然さんは「欲しい感情が得られる場所に行く」とお話されていました。

たとえば、リラックスしたいなら自然が美しくて静かな場所、好奇心を湧かせたいなら24時間眠らないような流行発信地や日本と真逆の雰囲気を持つ国に行くのもいいですよね。

私は、一生に一度は観たい景色がある、どうしても体験してみたい何かがある、その場所の写真を見てワクワクする、会いたい人がいる、加えて最近は「IT環境が発達しているかどうか」、「取材対象が見つかるかどうか」も視野に入れています。

旅と仕事を両立するライフスタイルを確立するために、この2つは欠かせないので。

実は今、英語を猛勉強中でして、挨拶+日常会話ぐらいはなんとかこなせるようになってきています。もう少し流暢に話せるようになれば英語で取材交渉とか簡単なインタビューもできるようになると思うので、そのレベルまでもっていきたい!!



自由に旅ができるライフスタイルのつくり方

バリ島で見つけたお気に入りのカフェ

会社や誰かが決めたスケジュールに従うのではなく、好きなタイミングで旅をしたい。

旅を愛する人であれば、誰もがこんな願いを持っているのではないでしょうか? 私自身は会社員時代も有給などを使って、わりと自由に海外旅行に行っていました。それでも、まだまだ旅への欲求は満たされない。

であれば、いっそのこと旅を仕事にしてしまおう!

そんな単純な考えでフリーライターに転身し、「旅と仕事を両立するスタイル」を始めました。そもそもライターを選んだ理由も、「時間や場所の自由が効く仕事」だったから。旅がしやすいだけじゃなくて、子育てとも両立しやすいだろうなと思って、将来を見据えたうえでの決断だったわけです。

書くことは特段好きではなかったけど、メッセージを伝えたいという強い想いは持っていたので、仕事を始めてから書くことが好きになりました。今ではもう言葉選びに夢中(笑)

セブ島で見つけたベストカフェ。留学中に通いつめました(笑)

フリーランスというスタイルで働きはじめて3年目を迎えましたが、たいしたキャリアもなかったのに、この決断をした自分を褒めてあげたい。すぐに結婚や出産をする予定はなかったけど、「理想的なライフスタイルをつくること」を優先したら、自分の人生を自分でコントロールしてる!と思えたし、生きる意味がより明確になりました。

「収入面はどうなの?」と思われるかもしれませんが、現状は会社員時代とそれほど変わりません。固定収入がないので毎月売上の変動はあるし、税金は高いし、確定申告めんどうだし、保証なんてどこにもないし、マイナス面を挙げればキリがないけど、それでも幸福度が上がってるってすごくないですか??

「フリーランス最高!」って話ではなくて、自分が送りたいライフスタイルに近づくために先走って動いているかどうか、ちょっと振り返ってみていただけたらなと思いました。

大好きなタイ・チェンマイにて

よっぽど能力が高くて幸運の持ち主でない限り、明日からいきなり自由に旅ができるようになる、なんて不可能な話。自分ができそうな可能性のある方法を見つけて、ちょっとずつちょっとずつ試してみるしかないと思います。

然さんも最初から好きなだけ旅ができていたわけではなく、実験を繰り返すなかで自分にとって最適な旅のスタイルや働き方が見えてきたとお話されていました。

何をしていいのかわからない場合は、誰か理想的なライフスタイルを送っている人を見つけて、その人の真似をしてみるのが一番始めやすいかもしれません。

日々を『好き』で満たすためには?

最後に、旅だけに限らず日々の生活を「好き」で満たすためにどうすればいいか考えてみました。

すごく単純ですが、こんなことが大事かなぁと。

◉好きなものを見つける
みなさん、自分が好きなものって強く意識してますか? フッと出会って、なんとなく好きだなぁと感じるよりも、「私はこれが好き!」と自覚して日頃から意識しておくと、好きなものに出会ったときにピンとアンテナが張る気がします。

◉「好き」を誰かに伝える
上記とつながりますが、好きなものを見つけて言語化し発信することも大切。何が好きなのか、どんなところが好きなのか、好きなことをどう伸ばしたいのか、など言葉で伝えることで、好きなものが集まりやすい環境をつくることができます。

私自身の経験だと「恋する旅ライターとして、旅先で取材をしたい」と発信したことで、旅ライターのお仕事を紹介してもらえる機会がグッと増えました。

◉好きなもの・人に会いに行く
好きなもの・人・業界とつながりを持ちたいと思ったら、自分から会いに行くのが一番はやいです。今って毎日のようにイベントが開催されているし、著名人がTwitterやインスタを個人でやっているし、コンタクトが取れる方法がゴロゴロあります。

好きなものに関するオンラインサロンに入って、仲間を増やすのもオススメ。私も独立したばかりの頃、頻繁にライター関係のイベントに顔を出したり、オンラインサロンに入会したりして、つながりをつくってきました。

◉大切な人に相手の「好きなものを」を贈る
これは何もプレゼントをするだけじゃなくて、相手の好きなものとか必要としているものの情報を教えてあげる、だけでもいいと思います。私がよくやっているのが、「紹介」。とくにフリーランスって紹介から仕事につながることがめちゃくちゃ多くて、SNSやメッセージで「〇〇にくわしい人知らない?」とか、「〇〇が欲しいんだけどオススメ教えてください」とか、情報を欲している人がすごく多いんです。

だから、相手が欲しいと思っている情報を提供してあげることで、自分が困ったときに助けてもらえたり、好きなもの・必要なものが集まりやすくなります。

チェンマイで見つけた人生一可愛かったカフェ♡

イベントレポとは異なる、旅と働き方と暮らし方にまつわるお話になってしまいましたが、少しでもみなさんの未来がより良く変わるキッカケをご提供できたら幸せです。

未来をいきなり変えられる人はわずかですが、ちょっとずつなら誰でも変えられる。それが何年も積み重なれば、ものすごい変化になります。ひたすら地味だけど、日々コツコツ真面目にやってきた人が結局一番強い。私はそう思います。




ABOUTこの記事をかいた人

【フリーライター/北欧イノベーション研究家】1981年、埼玉県生まれ。「自由なライフスタイル」に憧れて、2016年にOLからフリーライターへ。【イノベーション、キャリア、海外文化】などの記事を執筆。2020年に拠点を北欧に移し、デンマークに6ヵ月、フィンランド・ヘルシンキに約1年長期滞在。現地スタートアップやカンファレンスを多数取材しました。2022年3月より東京拠点に戻しつつ、北欧イノベーションの研究を継続しています。