今日は、かなり個人的なお話で恐縮ですが、私の「2017年からの旅・短期海外移住の振り返り」と「2020年の目標」について綴りたいと思います。2017年から「旅と仕事の両立」をスタートさせ、徐々に海外で過ごす期間を増やしてきた私。2020年は北欧デンマークへの留学を叶え、そのまま北欧に移住することを目標にしました。その経緯をお伝えします。
〜目次〜
2017年は69日間・3カ国で旅と仕事を両立

2017年は、私にとって転機となった1年でした。フィリピン・セブ島に無料で語学留学するチャンスをいただいたから。
ライターとして記事を書くことで、「滞在費」と「授業料」が無料になる一芸留学に採用していただき、6習慣の滞在中に9記事を執筆。現地のボランティア団体の活動やスラム街も見学させていただき、途上国で暮らすという現実を目の当たりにした貴重な体験となりました。
英語力に関しては、劇的に伸びたということはなかったのですが(これは予習復習に時間が取れなかったからです)、自然と英語に触れられ、勉強に専念できるセブ島の環境は、素晴らしいものだったと思います。途上国で暮らす経験も刺激的で、特に若い世代の方が行くと人生を変えるほどの影響があるはず。
こちらが当時の連載記事です。今、読み返しても私の気合がモロに伝わってきて恥ずかしいぐらい(笑)。でも、良い記事だと思います!(自画自賛w)興味を持っていただけたら、ご一読いただけると嬉しいです(画像クリックで記事に飛びます)。

俺のセブ島留学より
このセブ島での留学期間を終えた私は、そのままバリ島に飛び、3週間のプチ移住を経験。ここでは、たくさん観光スポットを回ることができて、とても濃い思い出ができました。
ただ、最後に落とし穴が待っていて、なんと帰国3日前にアグン山が噴火……!! 2日に渡って空港が閉鎖される自体に見舞われました。あのときは帰れなくなるんじゃないかと本気でハラハラしました。
その他、タイ・チェンマイでフリーランスのみなさんと「旅と仕事を両立する旅」をご一緒させていただきました。ここでも良い出会いにたくさん恵まれ、WEB記事もいくつか執筆。くわしくは、以下のブログをご参照ください。
2018年は英語の勉強に打ち込み、旅を封印

2018年は、半年間を「英語の勉強」に捧げた1年になりました。恥ずかしいのですが暴露すると、TOEIC190点から560点までUPしました。「190ってどうしたら取れるんだ?」というツッコミは幾度となくいただいたのですが(笑)、大マジメにやってこの結果だったのです……。
英語がすべて呪文のように聞こえていた状態から、約5年。私は現在、海外企業へインタビューを行い、それを日本語で記事にするぐらいまでの英語力を身に付けることができました。翻訳ツールやOtter(英会話を瞬時にテキスト化してくれる神ツール)の助けも借りながらですが、確実に英語が上達し、仕事の幅がグッと広がりました!
英語学習に関してはそれほど深く触れませんが(すでに優良なコンテンツが山ほどあるため)、英語学習に費やした2018年前半の振り返りは、こちらの記事にまとめています。(自分の活動の振り返りで、誰かのためになる内容ではないですが興味がある方は、ぜひご覧いただけると嬉しいです!)
2018年後半は、IT業界の最前線で活躍する優秀なエンジニアたちと一緒にテック系のシェアハウスで時間を過ごしたワケですが、この体験も大きな大きな転機でした。それまでは「エンジニアって発狂しそうなつまらなそうな仕事」というイメージを持っていたのですが(本当にごめんなさい)、実際に彼らの話を聞いてみたら180度考えが変わりました。
『彼らは私たちの未来を変える力を持っている』という衝撃はかなりのもので、エンジニアのみなさんの努力のおかげで生活が便利で豊かになり、私のようなリモートワーカーはどこでも生きていけるようになったんですよね。自分の手で新しいサービスを生み出せるって、なんてエキサイティングな仕事なんだろうと思う。
そこからはエンジニアは「未来を作る仕事」というイメージに変わり、彼らを見る目もまったく変わりました。職業としても人間的にも興味の強い存在となったこともあり、2019年からはエンジニアさんやIT企業への取材記事の仕事が一気に増えました。このシェアハウスに出会えたことに心から感謝です。
やっぱり、人生を大きく好転させるのは「人との良縁」ですよね。つくづく、そう思います。
2019年は157日間・7カ国で旅と仕事を両立

さて、2019年ですが、本当にいろいろな国を飛び回った1年になりました! 数えてみたら157日も海外で過ごしていて、自分で言うのもなんですが、立派な海外ノマドワーカーに成長できたなとしみじみ思います。
2019年に滞在したのは、フィリピン・セブ島(21日間)、タイ・バンコク(90日間)、マレーシア・クアラルンプール(21日間)、オランダ・アムステルダム、ベルギー・ブリュッセル、アイルランド・ダブリン(3カ国で15日間)、デンマーク・コペンハーゲン(10日間)の7カ国。
どのようにして、「どこにいても収入を得られるノマドワーカーになったのか」については、以下の記事にまとめました。そもそもフリーランスは不安定がつきものであり、私のこの5年間も緩やかなジェットコースターに乗っているような日々ではありました。それでも、時代が追いついてくれるまで信念を曲げずに貫きとおしてきたからこそ、今の私がいるのだという自負はあります。
私は安定的な収入を得られるまで数年かかりましたが、今は「コロナ」という絶好の追い風が吹いてます! 誰もが「ビデオ会議」「ビデオインタビュー」「データのみ(郵送なし)」など、オンラインで完結する仕事を承認せざるを得ない状況であり、ノマドワーカーになりやすいご時世。ぜひ、うまく活用してください。

アイルランドの街並み

ベルギー・ブルージュの街並み

↑オランダの食品廃棄物を救うレストラン「INSTOCK」
それぞれに大切な出会いがあり、人間関係が大きく広がりました。中でも一番思い出深いのがデンマークで、チャーミングな人々に、美しい景色が広がる街、器の広い国の在り方、すべてに強く惹かれました。
2020年は留学からの「完全海外移住」を目指して

2019年12月に訪れたデンマーク・コペンハーゲン。たった10日という短い期間でしたが、私は強烈にこの国に惹かれ、同時に強い縁も感じました。こんな短期間にもかかわらず、デンマークで取材したWEB記事を5記事も執筆することができて、この国に住む人たちとの良縁も作ることができました。
デンマークを訪れるまでは、「東京に留まって安定した生活を送ろうか…東京でしっかり稼げば、たくさん海外旅行に行けるし、結果的にそれが一番安心なのかもしれない」と若干弱気になっていました。フルリモートで十分な報酬を得るのはまだ難しいし、世界を舞台に働くにはまだまだ英語力が足りない。ビザの問題も簡単には解決できない。年齢的にワーキングホリデーの道も閉ざされている。

あきらめかけていた私に勇気をくれたのが、デンマークで過ごした時間でした。私にとって忘れられない大切な時間になったこのデンマーク滞在は、私の人生を変えるキッカケをくれました。向こうに行ったら恩返しができるように、一生懸命勉学に励みます。
結果的に、私はこの1月から6月まで、デンマークの「International People’s College」(通称:IPC)への留学を決めました。ここはすべての授業が英語で行われるデンマーク唯一の国際フォルケホイスコーレで、英語力とグローバルスキルを磨くには最適な環境だと判断しました。


その後の予定は、まったくの白紙です。日本に戻る航空券は持っているんですけどね。でも、本音は帰りたくない。私が現地に留まるには、現地で働いて就労ビザを取得する方法がベストだと思っていますが、簡単ではないでしょう。ただ、いずれにしてもこの半年間で「世界を舞台に働けるための基礎を作り、未来の選択肢を増やしたい」と強く思っています。
本気で取り組めば、確実に未来の景色は変わると信じています。2020年は「完全海外移住」を目指して、1日1日を悔いなく過ごしたい。口だけじゃなくて、行動で結果を出したいです。