フリーランス向け。仕事保証付きWEBライター塾「ベーシックワーク制度」の説明会に参加しました




かおり
フリーランス歴が2年6ヵ月になった「恋する旅ライターかおり」です

 

先日、フリーランスの私にとって気になるニュースが飛び込んできました。それがクラウドソーシングサービスとして高い知名度を誇るランサーズ株式会社が発表した仕事保証付きWEBライター塾「ベーシックワーク制度」。

参加者は3万円の参加費を支払ってライター塾に通い、フリーランスとしての価値を高める努力をします。そして、ランサーズ側は受講者に対し、月額3万円、5万円、10万円の仕事を保証してくれるという新しい制度です。

ここ最近では、卒業生に仕事を保証するという内容の講座は見かけましたが、一定期間に渡って金額を定めての取り組みは初めてのような気がします。

この取り組み自体に興味を持った私は、7月10日に行われた説明会に参加し、そのくわしい内容を聞いてきました。結論から言うと私の場合は制度を受けるのが難しそうでしたが、今後の動きが楽しみな実験だと思います。

一定額の仕事が保証される「ベーシックワーク制度」

第1回めの「ベーシックワーク制度」の概要は以下のとおり。

■最低保証月給と募集人数の内訳
・3万円/6名
・5万円/3名
・10万円/1名

■仕事内容
執筆がメインだけれど、編集・校正・校閲・入稿等を任される場合もアリ
得意ジャンルは考慮するものの、ジャンルは選べない
※初回の募集は「ライター職」に限定しているとのこと

■文字単価
最低1円以上

■保証期間
3ヵ月〜6ヵ月

■備考
万一、月額保証に満たなかった場合は、翌月に持ち越してコミット

最低文字単価が1円以上と聞いて、低価格は予想はしていたものの、ガクッと机からズリ落ちそうになりました(笑)。文字単価1円と言ったら、私がライターデビューした当時の原稿料ですよ。しかも2ヵ月後にはその文字単価から大幅にUPしたので、超初心者ライターの相場と言えます。

もちろん、それ以上の単価の仕事も多くあるとのお話でしたが、実際どれくらい高単価のお仕事があるかは言及されませんでした。



フリーランスが抱えるタイムマネジメントの課題

そもそも、なぜランサーズがこのような制度を作ったかというと、フリーランスが抱える「タイムマネジメントの課題」を解決するためだと言います。

上記の写真のように、ザックリ言うとフリーランスには「仕事をする」「仕事を探す」「勉強する」の3つのやるべきことが存在します。

確かに私もこの3つを毎月しています。割合としては【仕事:営業:勉強】が【7:1:2】という感じでしょうか。

今回ランサーズは、フリーランスに対して「仕事を探す=営業」の時間をなくす代わりに、勉強する時間を増やして、スキルアップを図るという意図があるそうです。

確かに仕事を探す手間がなくなれば、仕事と勉強に没頭できる。めちゃくちゃ良い取り組みだと思います。

ただ、文字単価1円やそこらの仕事だとすると、「いくらやっても満足いく報酬を得られないのでは?」という疑問は拭えないし、仕事を紹介していただいたとしても、断らざるを得ない。ということで私は単価に満足できない(すでに対象の単価を超えている)ので対象外でした。

自宅で家事や育児と両立しているライターさんや、なかなか報酬が上がらない初心者ライターさんが対象とのことです。

7月18日に第一期生発表。24日から授業スタート

残念ながら私は対象外とのことでしたが、今後のベーシックワーク制度の動向は追っていきたいと思っています。

今回、ランサーズは「実験」と位置づけているだけあって、参加者からアンケートを取ったり、いろいろと試行錯誤したりしながら、進めていく模様。

手探りでも新たな試みをしようという意気込みは、とても素晴らしいと思いますし、私も全力で応援していきます。ランサーズの「ベーシックワーク制度」の詳細は、こちらから。

ライター及びフリーランスがもっと生きやすい世の中になるよう、私自身も旅と仕事を両立させる働き方を実証する、英文で記事を書くために英語を勉強する、単価交渉を密に行うなど、さまざまな実験を行っています。

より価値的な発信ができるようがんばっていきますので、ぜひ「恋する旅ライターかおり」の応援もよろしくお願いいたします。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




ABOUTこの記事をかいた人

【フリーライター/北欧イノベーション研究家】1981年、埼玉県生まれ。「自由なライフスタイル」に憧れて、2016年にOLからフリーライターへ。【イノベーション、キャリア、海外文化】などの記事を執筆。2020年に拠点を北欧に移し、デンマークに6ヵ月、フィンランド・ヘルシンキに約1年長期滞在。現地スタートアップやカンファレンスを多数取材しました。2022年3月より東京拠点に戻しつつ、北欧イノベーションの研究を継続しています。