【自由な働き方を叶えるには?】ノマドワーカーへの具体的なステップ




かおり
フリーライター6年目、国内外でノマドワーカーとして生きているフリーライター/PRの小林香織です

 

2019年5月、「”好き”を仕事にする4人の女性に聞く 時間も場所も自由に選べる働き方」というイベントに登壇しました。このイベントでは、ライター・編集者・広報・ジュエリデザイナーなど、私を含め4名の女性が登壇。

それぞれが「自由な働き方を実現させるためのステップ」や「収入の作り方」「ワークスタイル」「結婚と出産」について語りました。ここでは、私が当日語った内容に+αとして補足を入れながら、フリーライターの働き方ご紹介します。

■場所や時間を選ばず、自由な働き方を目指したい方
■ライターとして仕事を安定させたい方

に少しでもお役に立てばと願っています。

自由な働き方を実現させるまでのステップ

イベント様子

まず簡単に自己紹介をすると、私はフリーライター歴5年5ヶ月(2021年5月現在)。副業期間も入れると7年近く文章を書いています。主にWEB媒体を中心に、インタビュー記事からリサーチ記事、体験記まで幅広く執筆しています。2019年頃からPRの活動も本格的に始めています。

ライターという職業を選んだのは、「自由な働き方」を実現させたかったから。

海外を含め旅先でも仕事ができること、始める敷居が低いことがライターの魅力でした。エンジニアやデザイナー、動画クリエイターなども自由な働き方を実現しやすい職業だと思いますが、ソフトの使い方や言語の知識、デザインルールなど覚えるべきことが無限にあり、一般的にすぐにフリーランスとして活動するのは困難です。

実際に、私は半年ほどWEBデザインを独学で学びましたが、すぐにプロとして平均的な報酬をいただくのは無理だと判断し、一旦、勉強をストップしました。

その点、ライターは最短の準備期間でスモールスタートが可能です。私は、宣伝会議が主催する「編集・ライター養成講座」に半年間通ってからライターデビューしましたが、必ずしもこういった過程を踏まなくても大丈夫です。

私が実行した過程をお伝えしますと…

1、編集・ライター養成講座に通う
2、副業として、WEBメディアでライターを始める
3、自分の実績をSNS経由で発信する
3、得られた実績を武器に、別の媒体に営業をかける
4、ライター界隈の交流会に顔を出し、交友関係を広げる

その後は、3〜5の繰り返しです。副業期間は実験と捉えて、いろいろとトライしてみるのがオススメです。

完全に1人でやろうとせず、コミュニティに所属して仲間を増やすことも必要です。最初は報酬の相場観やライターのワークスタイル、メディアの常識など、わからないことが多いと思うので、何か疑問が出てきたときに、すぐに聞ける人がいると心強いです。オンラインサロン、FBグループが身近なところですね。しっかり知識を身に付けたいなら「有料」で気兼ねなく聞けるところがいいと思います。

TwitterやFBでライターの人をフォローしまくると、自然と界隈のトレンドや情報が流れてくるので、すぐにでもやりましょう! あとは言葉のセンスがある人、特定の分野の情報を捉えるのがうまい人を見つけたらフォローしておくと、勉強になりますよ。今ってライターじゃなくても、言葉のセンスが飛び抜けている人がゴロゴロいますからね…(悔しいですが笑)。

ライターとして実績を積むには、以下のポイントを抑えておきましょう。

1、ヒット記事を作って名前を売る
2、ギャラが安くても、記名で書ける媒体を選ぶ
3、たくさんの人に認知されている媒体を選ぶ

もちろん簡単ではありませんが、ネット上をいろいろと探してみると、けっこうこういった案件が落ちています。例えば、新R25はライターなら誰もが知る有名な媒体にも関わららず、常に「ライター募集」情報がサイト内に出ています。特に、20代の同世代のライターさんなら起用される可能性が高いと思いますので、ぜひトライしてみてほしいところ。

私の場合は、好きな場所で働くことを優先しているので、現場インタビューが必要になる案件よりも、フルリモートOKの地味な案件を選ぶこともありますが、ライターとしてインパクトのある仕事がしたければ、東京でインタビュー/取材ライターとして活動することをオススメします。

それが一番、早く名前を売れるし、ギャラも高いです。ギャラについては、次の見出しを参考にしてみてください。

※2021年5月追記
今、私は北欧と日本を行ったり来たりする生活ですが、それでもインタビュー取材をメインとしたおもしろい仕事(かつ報酬にも満足できる仕事)ができています。コロナによりIT化がグッと進んだ背景が、私のようなノマドの働き方を認めてくれた気がします。ある程度、実力を積んだらフルリモートのインタビューライターでもやっていけることを証明したいと思います。

具体的な収入のつくり方

イベントの様子

ライターは、基本的に「1記事いくら」の世界です。月額契約や時給で働いているフリーランスは、あまり見たことがありません。よく「文字単価」と聞くと思いますが、実際は文字単価で依頼を請けることも、あまりありません。(これは、ある程度名の知れた媒体に限った話かもしれませんが)

3,500〜4,000字で〇万円、みたいな感じですね。通常、インタビュー記事だと3,000〜4,000字が一般的。5,000字以上の記事もありますが、そうなると取材や執筆の大変さが変わってくるので、それなりのギャラをいただかないと苦しくなります。

単純にたくさん文章を書くのが大変…ではなくて、5,000字以上を書くために必要な情報を集め、構成をしっかり練らないと最後まで読んでもらえる記事にならないからです。インタビューも入念に準備した上で、より深いところまで聞く必要があります。

その上で、具体的な収入に直結する行動を以下に挙げてみますね。

■単価の高い業界を選ぶ
これ、めちゃくちゃ大事です。例えば、旅行記事を書きたい人は多いかもしれませんが、旅行記事は全般的にギャラが低め。おそらく業界に予算がないのだと思いますが、それでも書きたい人がいるので安いギャラで回るのかなと。

ビジネス、人事・採用、IT、法律、医療などは、ギャラが高い傾向にあります。私も最初は旅メディアで寄稿していたんですが、あまりに安いので早々に撤退しました…。安いわりに写真のクオリティやフォロワー数なども求められます。

■収入に直結するスキルを身に付ける
ライターは取材して書ければいいわけじゃなく、写真撮影スキルやSEO、マーケティングの知識も求められます。加えて、専門知識のスキルもあれば、収入に直結します。

ライターは読みやすい文章を書けるよりも、特価した専門知識を持っていたほうがはるかにギャラが高くなることをお忘れなく。中でもマイナーなジャンルは狙い目かもしれません。ブロックチェーンにめちゃくちゃくわしいとか。好きなものにとにかくくわしくなるのもオススメです。365日、抹茶スイーツ食べるとか笑。

■金額交渉をしっかりする
ある程度、書けるようになってからの話ですが、割に合わない仕事は消耗するので、よっぽどやりがいを感じるもの以外はやめたほうがいいと思います。文字数や内容だけじゃなく、付随する作業(企画やアポ取り、撮影など)が発生する場合は、その作業代も含めて正当な報酬を設定するべき。

おそらく、最初はギャラが決まっている案件を請けるほうが多いと思いますが、それでも交渉はすべきです。私は最低金額のボーダーを決めていて、それより低いものはやりません。

※ライターの報酬に関しては、こちらの記事具体的な金額を挙げて書いていますので、ぜひ参考にされてみてください。

【ライターの報酬が低い問題】適正な文字単価について考えてみた

“好き”を仕事にして良かったこと

タイ・バンコクにて

私の場合、”好きなことを仕事にした”というよりも、”書くことが徐々に好きになった”タイプ。なんであれ、やり続けていれば、おもしろさに気づいて好きになれるんじゃないかなぁと思ったりしてます。

あれですよ。長く一緒にいると、タイプじゃなくても好きになれるっていう感じと似てる。(気がする笑)

書くことが好きになってからは新しい知識の吸収や勉強が苦にならないし、誰かと仕事の話をするのも楽しいです。仕事ばっかりのスケジュールでもツラくなりづらい…気もします(笑)気づくと仕事ばっかになりがちなので、休みは意識的に作らないとダメかもしれません。

私が一番よかったと思うのは、仕事を通じて、人生を豊かにしてくれる人間関係が築けたこと。同業のライター・編集のみなさんもそうですし、取材で会った方もほぼ良い方ばかり。

フリーランスになってからというもの、自分の周りにいる人たちがすごく活躍していたり、人間的に素晴らしかったりして、数年前は考えられないところにいるなぁと驚いています。私も早く追いつきたいなと、日々がんばる活力になります。

1週間の働き方(時間の作り方)

イベントの様子

働き方はわりと自由に決められるので、怠惰なときは、とことん怠惰。お昼に起きてダラダラして、午後から夜まで仕事して、映画やドラマみて朝方に寝る…みたいな(笑)。12時間働く日もあれば、3時間の日もあるし、かなりフレキシブルです。

ただ、あまりに夜型になってしまったときは、強制的に起きられるように午前中に取材などの約束を入れてしまいます。生活のリズムを作っておいたほうが、身体もラクですしね。

私の場合、東京にいるときは週3〜4ぐらいで対面の取材や打ち合わせを入れて、海外では基本的にリモートワークのみという感じです。ただ、コロナ過の今はどこにいようと完全にフルリモート。取材も100%オンラインになりました。北欧は時差がツラいところですが、少しだけ早起きをがんばるなどすればスケジュール調整もできます。

結婚や出産について

これについては、あまり計画性がなくここまできてしまったので、私のライフスタイルは参考にしないでほしい、としか言いようがありません…。

ただ、結婚や出産を人生の第一目的に掲げているワケではないので、自分がやりたいことを優先し、明日死んでも後悔しないように生きているんですよね。

できることなら、自分と同じ自由な働き方ができるパートナーがいれば心強いし、人生がより豊かになるだろうなとは思っています。個々の目標がありつつも、何か大きなビジョンを共有して並走できたら最高ですね。

※こちらの記事にもくわしく「旅と仕事を両立できるまでのステップ」について綴っています。よりリアルなエピソードを求める方は、こちらもどうぞ!

【フリーライター歴3年2ヵ月】私が旅と仕事を両立できるようになるまで

以上、「ノマドフリーライターを実現するまでのステップ」をお送りしました。みなさんが一歩を踏み出すキッカケの一つになれば、嬉しいです! 私もまだまだ道の途中、一緒にがんばりましょう〜!




ABOUTこの記事をかいた人

1981年、埼玉県生まれ。2014年ライターデビュー。旅と仕事を両立できる働き方にトライしていて、2020年はデンマークに移住して、現地のフォルケホイスコーレに留学しながら仕事を続けています。【働き方/旅/IT】などの分野で、800以上の記事を執筆。 ブログや執筆記事の更新は、FacebookとTwitter、日常や旅写真は、Instagramにてお知らせしています♡