『ライターになりたいけど、文章力ってどうやって磨けばいいの?』
ライターという職業に興味を持った人が、まず思うのはコレじゃないでしょうか? 最近はブログやSNSでバズった経験があるとか、ライターになる前から文章が得意な人もいるかもしれませんが、私はライターになる前、まったくライティングスキルを持ち合わせていませんでした。
私の場合は「ライターになるために書く力を身に付けたい!」と思って、編集・ライター養成講座に通ったところ、課題にしっかり取り組まなかったせいで、思ったよりライティングスキルが伸びなかった…(泣)
今でも付き合える大事なコミュニティを手に入れられたので、この講座に通ったことは1ミリも後悔していないけど、ライティングスキルを身に付けるだけなら、価値ある本を隅から隅まで読んだほうが良い気がします。だって、そのほうが断然コスパがいい!
そこで、業界の著名人からも多数オススメされている根強い人気を誇る1冊「新しい文章力の教科書」をご紹介します。もちろん私も手元に置いていて、たまに読み返しています。
「新しい文章力の教室」ってどんな本なの?

じゃん! 表紙はこちらです。
一言でいうと「文章を書くのが苦手な人が、苦手を克服できる本」って感じ。なので、現時点でスラスラ文章が書けて、その文章に対して一定以上のポジティブな反応(ブログやTwitterの「いいね」など)がもらえている人なら、あまり必要ないです。
★こんな人は読むべし★
・冒頭をどう書けばいいかわからない
・文章がダラダラ長くなってしまう
・長文を書く際、構成が立てられない
・言葉が思い浮かばない
・リズムの良い文章がわからない
・とにかく文章を書くのが苦痛
★目次はこちら★
第1章:書く前に準備する
第2章:読み返して直す
第3章:もっと明快に
第4章:もっとスムーズに
第5章:読んでもらう工夫
おわかりの方もいると思いますが、長文を書こうと思ったら「書く材料をそろえる」に加えて「構成を立てる作業」が必要になります。そして、この2つの工程が文章のすべてとも言える。
この材料のそろえ方と構成について丁寧に解説されているし、文章の推敲(書いた文章を読み返して整えること)の方法もくわしく載っています。
1冊丸々しっかり読んで実践すれば、長文のブログ記事も書けるようになるはずです。
本書に書かれている「良い文章」って?
良い文章とは「完読される文章」である。
適切な長さで、旬の話題で、テンポがいい文章。事実に沿った内容で、言葉づかいに誤りがなく、表現にダブりがなく変化の付けられた文章。読み手の需要に則した、押し付けがましくない、有用な文章。
※「新しい文章力の教室」より引用
本書には、そう書かれています。みなさんもWEB記事を最後まで読まず、途中で離脱したことがあると思うんですが、それは良くない見本ということですよね。
「スラスラ〜と最後まで気持ちよく読める」「文章に引き込まれて最後まで読んでしまった」「読んだあとにやってみよう、買ってみよう、行ってみようと思える」
そんな心を揺り動かされる文章に出会ったら、きっとそれを書いた人のファンになりますよね♡
私も誰かの人生を幸せに導けるような記事を生み出したい。いまフリーライター3年目、変わり続ける時代の波のなかで、どこにも属せずたった1人でやっていくのはツラいなぁと涙することもあります……。
もちろんライター仲間、フリーランス仲間がたくさんいて、いろんな悩みや喜びを共有できる環境はありますが。スキル・人気・コミュニティ。売れるフリーランスには、この3つが欠かせない気がする。
……と、ちょっと話が逸れましたが(笑)、文章力にお悩みのみなさんは、ぜひ一度、手にとってみてはいかがでしょうか?